尊敬する日本韓国語教育学会会員の皆様
仲秋の候、会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。ご多忙中にもかかわらず、さる11月9日(土)と10日(日)に目白大学で開催されました「第15回国際学術大会」に、国内外より多数のご参加を賜り、心よりお礼申し上げます。学会長を務める者として、皆様の熱心なご参加に深く感謝いたします。
今年の大会では「AIとリテラシーを活用した韓国語教育の実践的アプローチ」をテーマに、韓国の中央大学副総長・国語学会会長の李燦揆教授による「生成系AIを活用した韓国語教育の方案」の基調講演Ⅰと東国大学の権渼景教授による「リテラシーを活用した韓国語教育の実践的アプローチ」の基調講演Ⅱが行われ、学術大会参加者121名(日本:101名、海外:20名)の皆様が、様々な視点から熱心に聞き、貴重な知識と洞察を共有されました。また、学術発表者20名の皆様には、その専門知識と研究成果をご披露いただき、大変有意義な学術的交流を実現することができました。
特に10日に開催されました権渼景教授による「大衆文化コンテンツを活用した韓国語・韓国文化教育」に関するワークショップでは、参加者42名の活発な意見交換が行われ、多くの示唆に富んだ議論が展開されました。これらの議論と共有された知識は韓国語教育の未来に向けて重要な示唆をもたらすものであると確信しております。
最後に学会が成功裏に終了することができたのも、皆様方のお力添えなくして実現し得ませんでした。また、学術大会運営・準備委員並びにご後援機関の多大なるご協力に改めて心から厚くお礼申し上げます。今後とも、日本韓国語教育学会は韓国語教育の向上と発展に努め、皆様とともに歩んでいくことを心より願っております 。
2024年11月吉日 日本韓国語教育学会 会長 文嬉眞 拝