秋晴の候、会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。ご多幸中にもかかわらず、本学会の第13回国際学術大会に対面およびオンラインでご参加いただき誠に有り難うございました。
 去る11月5日(土)に開催いたしました13回国際学術大会は、皆様のおかげをもちまして盛況裡に終了することができました。過去2年間はコロナ禍の厳しい状況のなかでオンライン開催となった学術大会でしたが、今回はウィズコロナ時代を見据え、ハイブリッド形式(対面と非対面形式)への転換という意味合いを含めた開催でありました。約130名(対面62名・オンライン69名)の方の積極的なご参加により、コロナも忘れさせるような白熱した大会でありました。
 午前の第1部研究発表、午後の招聘基調講演、第2部研究発表と続いた大会には、日本をはじめとして韓国、シンガポール、中国、台湾、オーストラリアからの多くの研究者が参加し、最新の研究成果の発表とともに熱のこもった討論が続きました。そして、基調講演では張香實教授(国際韓国言語文化学会 前会長)をお招きし「韓国言語文化教育におけるKコンテンツの活用法」について御発表いただきました。また、本学会と国際韓国言語文化学会が学術交流協定を締結したこともご報告いたします。講演者や研究発表者以外にも司会者、討論者をはじめ大会のために見えないところで誠意を尽くしてくださった学会運営準備委員、すべての方々に感謝申し上げます。
 最後に今回の国際学術大会を後援していただきました駐名古屋大韓民国総領事館、韓国国際交流財団、日韓経済文化交流協会、愛知学院大学に厚くお礼申し上げます。来年の学術大会では会場で会員の皆様にお会いできることを心よりお待ちしております。皆様の多くのご支援、ならびに積極的なご参加を受け賜わりますようお願い申し上げます。

2022年11月 吉日 日本韓国語教育学会 会長 文嬉眞